『毛皮の靴』

ゲームマスター:田中ざくれろ

【シナリオ参加募集案内】(第3回/最終回)

★★★
次回予告

「私にも手伝わせて下さい!」
 シンデレラが、サッキュバス達へ財宝を運び込む十人の中に志願した。
 彼女の眼は真剣だ。
 しかし無力な彼女が何の役に立つというのか?
 木木の茂る地形の内、人による管理の手が入っているものを林と呼び、そうでないものを森と呼ぶ。
 サッキュバスの立てこもっている廃館はパルテノンの町外れの、今は廃れた荒れた森の一本道の果てにある。
 元はある貴族の別荘だったが、その貴族が没落してからは人の住んだ事のない荒れた屋敷だった。
 二階には廊下と五つの寝室があり、それ以外の施設は一階にある。
 明日の夜明けまでに、とサッキュバスが指定してきたという事は、決着をつけるには彼女達が得意な夜の内に戦わなければならないだろう。
 しかも武装しているのが解る格好で行けば、たちどころに王子の命が危うくなる。
「俺からも頼む。財宝は用意する」
 パッカード王はそう言った。
 全てを冒険者達に託すつもりなのだ。
 次回『毛皮の靴』最終回。
 最終回も皆によき冒険があります様に。

★★★

【アクション案内】

z1.サッキュバスを倒そうとする。
z2.ハートノエース王子を直接○○する。
z3.ハートノエース王子の『恋人』の一人になる。
z4.その他。

【マスターより】

 リュリュミア嬢が足を靴にぴったりと合わせてしまう、という事態になって、最終回の物語展開はほぼマスターの予想を離れました。どうオチがつくか、今の私には解りません。皆さん、お好きなように。
 事態は色色と混沌としてまいりましたが、ハートノエース王子の精神面をどうにかしたい人は「ハートノエース王子を直接○○する」という行為が重要かもしれません。
 ○○が何かって?
 何でしょうね。
 それを知っているのは今の所、マスターの私一人だけ。『マスターの脳内』当て大会ですよ。
 さて、おおよその展開はプレイヤーである皆様任せです。
 サッキュバスをどうにかしたいと考える方は多いでしょう。
 しかし、外見から明らかに武装していると解る様な状態で廃館に近づくと王子の命が危ういです。
 そこの所は皆様の発想にお任せします。
 と、いうわけでまた。
 最終回もよき冒険があります様に。