「心いろいろ〜アーユーレディ?〜」

ゲームマスター:高村志生子

【シナリオ参加募集案内】 (第1回/全2回)

「いい?余計なことはするんじゃないわよ」
 Sアカデミア社会学課教諭のリセ・クイーンスに出会いざますごまれて、ディスが吹き出した。
「ああ、じゃあやるんですね。学内新聞で通達を出すのは構わないですよね」
「それは構わないけど……」
 どこか不満そうに顔をしかめながら立ち去るリセに、同僚のミリが声をかけるのを見送りながら、ディスは背後にいたレイミーに新聞発行を指示していた。
「あの2人が担当ってことは博物館への社会科見学になるから、その方向で」
「はっきり書いてしまっていいんですか?」
「かまわないよ」
「わかりました。それにしても根に持たれていますねぇ。昨年の私の時はそんなことなかったのに」
「人徳」
 言い切られてレイミーが頭を抱えた。レイミーも前年の昇級試験でお世話になっているのだが、2年前、リセが初めて受け持った昇級試験でディスがまんまと合格したのを根に持っているらしいという噂があるのだ。いや別にディスにやる気がなかったわけではない。言動がひょうひょうとしているのがやる気なさげに見えたようなのだった。

-------以下、学内新聞より。
「来る〇月×日に基礎課程の学生は次元博物館への社会科見学を行います。これは専門課程への昇級試験を兼ねていますので、参加は強制ではありませんが、昇級を望むものは必ず参加してください。当日の状況及び後日のレポートにて合否を決定します。ただし形式は自由。当日は貸し切りになるので、多少羽目を外すのもOK。先生方にもいろいろと協力求むのも可。」
 さあ、やってまいりました試験期間!用意はよろしくて?


【アクション案内】

S1.博物館で将来の道をみすえた研究をする
S2.社会科見学なんで、トラップを仕掛ける

【マスターより】

 こんにちは、高村です。
 前回のシナリオで、基礎課程のまま続けるのは難しくなってきたなぁ〜と思いまして、やります!昇級試験!生徒は自分の将来を決めてください。先生方は心置きなく(笑)課題を出してください。ドタバタ大いに結構。むしろ期待。前のめりに行けないと不合格の目もありますので皆様頑張ってください♪試験のため全2回ととっても短いシナリオですが、その分濃くなる事を願います。なるかは皆様のアクションが決め手です。よろしくお願い致します。