『紅の扉』 −第三章−
ゲームマスター:秋芳美希
【シナリオ用語・魔物・地名集】
【ムーア世界用語集】 ○リクナビ 異世界人の少女リク・ディフィンジャーが提唱する情報伝達の方法。商人を窓口とした情報ネットワーク。 現在は創始者の意志により、状況に応じて集結する部隊が編成されている。 「遊撃部」:ムーアの若者を中心とした希望者。各地にいる武器商人の手伝いをしながら武器の扱いを教わっている。 「歩兵部」:魔物に非協力的なムーア兵。 「医療部」:戦えないが協力したい人達。怪我の治療方法を教わっている。 またこれ以外にも、異世界人に必要な協力が要請できるようである。 ○精神防御壁 東トーバ神官の使う技の一つ。ムーア世界においては「神官の潜在能力」のある者以外、使用できない。 主にバリアを作る技であるが、このバリアは精神攻撃に対しても効力がある。 一度神官に技を伝授された異世界人は、他異世界人にも技を伝えることができる。 ○植物育成 東トーバ神官の使う技の一つ。 地力を上げ、植物を早く育成する技であるらしい。 【ムーア世界魔物集】 ○上級魔族 深淵魔界では貴族のことをこう呼ぶらしい。 詳細については不明。 ○修羅族 2メートルの巨体を持つ筋肉質な魔物の一種族。 魔の中でも敏捷性においては、最強であるという。 飛ぶ時には、背に醜悪な形状をした翼が生える。 人の「恐怖の感情」を糧として、パワーアップするらしい。 長となる者以外は、おおむね単細胞な種族。亜由香とは協力体制。 *ムーア世界に来ている長は、すでに異世界人トリスティアによって葬られている。 ○夢魔 人の体型に、炎の翼を持つ魔物の一種族。 ムーア世界の人々に、常時夢を見させることによって亜由香に協力する。 性格は其々のようだが、異世界人によってムーア世界より消滅。 ○吸血蝙蝠 血を吸う蝙蝠。魔界から亜由香が呼び出した魔の一種。 意志は少しだけある。 特に吸血蝙蝠の中に親玉格があり、その指令で数千羽が動く。 吸血蝙蝠が通った後には、干からびた死体が転がるという。 ○雷蛍<らいけい> 雷を放つ蛍。魔界から亜由香が呼び出した魔の一種。 集団で動く魔だが、雷蛍に意志はほとんどない。 雷蛍の好物は、甘い香りを放つもの。 雷蛍に攻撃させたい時は、まず甘い香りを放つものを敵にほおりなげてから蛍の中心にショックを与える。 すると放電が始まる。 ○火炎鳥<かえんどり> 火炎をまとって飛ぶ鳥。魔界から亜由香が呼び出した魔の一種。 大きさは1メートル程度。意志有り。 火炎鳥を扱うには、《亜由香》に気に入られる事が必要。 【ムーア世界地名集】 ○東トーバ:“精神文明、特に超自然の力で成る文明”を築いていた神官中心の小国家。 ムーア側に降伏後、君主マハ(亜由香側の策略により異形と化す。「世界を閉じる要」の力を持つという)はムーア宮殿につれていかれたというが、所在不明。 一方、神官たちはムーアの地力を上げるために各地へと配される。 残った東トーバの民は、修羅族とムーア兵とに搾取される日々が続いているという。 ○ロスティ:東トーバ攻略の拠点となっていた石造りの街。 現在も2,000名のムーア兵が常駐しているという。 ○ゼネン:ムーア北方最大の軍事都市。 東トーバの北北東1200kmに位置する。 黒光りする金属質の壁面を持つゼネンは、高度な物質文明の遺産であるらしい。 内部の主電源は異世界人鷲塚拓哉(わしづか たくや)によって破壊され、現在補助電源を使用しているらしい。 ゼネンは城塞そのものが、上級魔族側領主の城。城塞の外にムーア兵の兵舎がある。本来は一万の兵が常駐する城塞都市。 ○スライケル:東トーバの北西にある漁業中心の街。 ○ネルスト:東トーバより北方方向にある軍需工業中心の街。 製造される兵器は高い文明のものではないが、鋳造技術はそれなり発達している。 ○ハクラ:陶芸の街。 ○キソロ:ムーア世界最北端にある商業街。 東トーバからは北方4800km ネルスト・ハクラと同じく、領主は異世界人であるという。 ○アマラカン:北方の山岳地帯にあるという神官の隠れ里。 ○西ゴーテ 高度な物質文明の遺産が残っていた機械文明の土地。 人はなく、永久電池で動く機械群が《亜由香》に反攻の意志を持っていた。 けれど、少年体の夢魔によって壊滅に。 ○ムーア宮殿 東トーバより2000kmに位置する。ムーアを統べるという《亜由香》が住んでいたというが、現在《亜由香》の所在は不明。 宮殿周囲には城下町が広がる。 |