『ドンデラの男』

ゲームマスター:田中ざくれろ

【シナリオ参加募集案内】(第3回/最終回)

★★★
『シナリオ参加募集案内』
 シューペイン領主の館を訪ねていた冒険者は、冒険者ギルドに決闘依頼を出したのはドンデラ・オンド公の孫娘ミキトーカだった事を知る。
 一方、ドンデラ公と共に悪のゴーレム・デザイナーの館を急襲しようとしていた者達は、考えを変えて置き手紙だけを残し、戦力回復の為に一旦、村に帰る事にした。
 村長の家で皆は合流した。そこでドンデラ公が語る数数の冒険譚を聞く事になる。
 しかし手紙を読んだゴーレム・デザイナー、バイアン・ダニスターが五体のマネキンを送り込んできて、村長の家は戦場となった。これに勝つも明日の正午に村長の娘が処刑されるのを知らされる。
 早朝、敵地に向かった冒険者だがその道中をさえぎる純白の騎士がドンデラ公に決闘を申し込んでくる。
 元羅李朋学園生徒・岸堂那偉人(キシドウ ナイト)がキリステ教の騎士として危ない眼をして挑んでくる決闘を、ドンデラ公は受ける気満満なのであった。

★★★

【アクション案内】

z1.ドンデラ公と一緒に、正義の味方として死を恐れず邪悪と戦う。
z2.ドンデラ公の命を守る為、戦いから遠ざけ、無事に領主の館に届ける。
z3.何とかして、全ての戦闘が起こらないように頑張ってみる。
z4.その他。

【マスターより】


 あけましておめでとうございます。
 コンピュータRPG、某最終幻想5で最後までエクスカリバーとエクスカリパーの違いに気がつかなかった田中ざくれろです。
 さて、本編では『戦いで死ぬ事を恐れない』『老衰で死ななければならない』という騎士の信条の矛盾について書かれていますが、これはずっと前から扱いたかったテーマなんです。
 騎士はアンビバレンツなテーマを体現する、求道者なんですね。それが顕著に出ているのが本家『ドン・キホーテ』の風車に挑むシーンなんです。
 本編を読んでいない人は風車が小説のクライマックスだと思っている人が多いと思いますが、実は物語の序盤なんですね。呆けた老人のご近所冒険譚はこれ以降も続きます。読んだ事のない人にはお勧めしたいです。腹を抱えて笑える文学です。
 世間ではSARS2が変異種まで現れて猛威を振るっていますが皆さん、家の中で頑張って遊びましょう。バウムサイトは家から出ずに遊べるイカス遊びです。周りにも勧めてあげてください。
 さて、次回はいよいよ最終回。皆様によき冒険があります様に。